競艇のボックス買いとは!?計算方法やオススメの買い方まで徹底解説
競艇初心者の人などは馴染みがないかもしれませんが、舟券の買い方には、『ボックス買い』という買い方が存在します。
レースの展開予想が難しいレースの場合や、思わぬ展開から高額配当になった場合にも取りこぼしたくない、などといった時にボックス買いは『効率の良い買い方』と言えるでしょう。
また、3連単など買い目の点数が多くなってしまい、選ぶのが大変な時にはボックス買いを利用すれば簡単に舟券が購入できます。
今回当記事では、競艇のボックス買いについて詳しく紹介していきます。
買い目の点数や早見表、メリットとデメリットまで詳しく紹介していきますので予想の際にはぜひ、参考にしてみてくださいね。
それでは順を追って見ていきましょう。
ボックス買いとは?
写真元:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/extra/enjoy/guide/level1/l1_03_02_03.html
ボックス買いとは、複数の艇を選ぶだけで、全通りの組み合わせを選択できる買い方のことを指します。
例えば、1、2、3号艇が入着すると予想したとして、3艇を選んだ時の3連単の買い目は以下の6通りになります。
・1ー2ー3
・1ー3ー2
・2ー1ー3
・2ー3ー1
・3ー1ー2
・3ー2ー1
この組み合わせをひとつひとつ購入していくのは少し手間が掛かってしまいますよね。
これを3艇選んで『ボックス買い』と選択するだけで全通りになるので、簡単に購入することができます。
ボックス買いは、投票締め切りまで時間が迫っていてもクイックに購入できるのもメリットの1つと言えますね。
しかし、競艇場でマークシートを使って窓口から購入する場合には注意が必要です。
その理由として、複数の買い目を自動で選択出来てしまうことで、実際の点数が何通りあるのかが分からなくなってしまうことが挙げられます。
点数を把握できていないと、必要な投資金額も分かりません。
ボックス買いをした時の買い目については後ほど紹介していくので、しっかりと覚えておきましょう。
なお、オンラインで舟券を購入すると、金額を入力する段階でそれぞれの買い目が自動で表示されるため分かりやすくてオススメですよ。
ボックス買いの点数計算方法
ボックス買いは選んだ艇の数によって全通りの買い目を選択するため、必然的に点数が決まっています。
・2連単
・3連単
・2連複
・3連複
・拡連複
以下に、上記ボックス買いの点数計算方法を、詳しく見ていきましょう。
2連単
選んだ艇の数×(選んだ艇の数-1)=点数
『ー1』は1着の艇の分がマイナスされます。
わかりやすく数字で見てみましょう。
例えば選んだ数が3艇なら、『3×(3ー1)=6』と、6通りになります。
3連単
選んだ艇の数×(選んだ艇の数ー1)×(選んだ艇の数ー2)=点数
マイナスされている数は1着と1、2着の数となります。
こちらもわかりやすく数字で見てみましょう。
選んだ艇が4つなら『4×(4ー1)×(4ー2)=24』と、なります。
このような計算方法でボックス買いの点数を把握することができます。
続いて2連複、3連複の計算方法も見ていきましょう。
2連複・拡連複
2連複は2連単の点数を半分にするだけで点数を計算でき、拡連複も6艇中2艇が当たればいい考えで、2連複と同じになります。
3連複
3連複の1組は3連単で6組分の買い目を含むので、3連単の点数を6で割ると算出できます。
ボックス買い『点数早見表』
こちらは前記した計算から導き出される点数を早見表にしました。
2艇ボックス | 2通り |
3艇ボックス | 6通り |
4艇ボックス | 24通り |
5艇ボックス | 60通り |
6艇ボックス | 120通り |
予想する際にはぜひ、活用してみてくださいね。
3連単ボックス『3つのパターン』
3連単ボックスでは、よく使われている買い方のパターンが存在します。
以下の3つのパターンについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
・2艇ボックス流し
・3艇ボックス
・4艇ボックス
実際に舟券を買う際にはぜひ、参考にしてみてくださいね。
2艇ボックス流し(8通り)
ボックス買いの中で、最も人気とされているのがこの買い方です。
1・2着を2艇でボックスにして3着は総流しするというちょっと変則的なボックス買いになります。
レースの展開を読み、1・2着の予想に自信がある時にはかなりオススメの買い方です。
3艇ボックス(6通り)
『入着する3艇の予想はできるけど、着順まではわからない』といった時にオススメなのがこちらの3艇ボックスになります。
点数も6点と投資も抑えられるので、3艇に自信のある時は効率的と言えるでしょう。
しかし、1艇でも飛んでしまうと破綻することがデメリットとして挙げられている側面も覚えておきましょう。
4艇ボックス(24通り)
4艇ボックスの場合、24通りもある分お金も掛かってしまい、配当金が投資を下回る『トリガミ』にもなりやすいのですが、4艇も選べる分的中率も上がり、穴狙いで万舟券も視野に入れることができるとされています。
4艇ボックスの場合、トリガミになる場合がほとんどなので、競艇で勝ちを重視する人にはオススメできません。
逆に、『一発大穴を当ててみたい』という人にオススメできる買い方と言えますね。
ボックス買いのメリット・デメリット
続いて、ボックス買いのメリット・デメリットについても詳しく紹介していきましょう。
まずは、以下にメリット・デメリットをまとめてみたので順に見ていきましょう。
ボックス買いのメリット
・短時間で購入できる
・予想が簡単
・的中率が高い
・穴狙いが出来る
ボックス買いのデメリット
・明らかに無駄な組み合わせがある
・点数が多くなりがち
・トリガミが多い
・回収率が悪い
上記にあるように、大きなメリットとして、4艇でボックス買いすればそのうち3艇が着順に絡めば的中するので、強い選手をピックアップするだけで当たることが多いなど、取りこぼすことなく購入できる点などか挙げられますね。
デメリットとしては、3艇ボックス買いだと1艇でも4着以下になると破綻する、そこで4艇でボックス買いすると一気に点数が増えてしまいます。
初心者の人は特に、よく理解してからボックス買いを活用するようにしましょう。
3連複を買うなら4艇ボックス買いがオススメ
3連複をボックス買いするのであれば、『4艇ボックス買い』がオススメです。
4艇ボックス買いにすると買い目点数は4点になるので、買い目点数を抑えつつ、複数の組み合わせを購入することができます。
これが5艇だと買い目点数が急に跳ね上がり、10点となってしまうので、5艇のボックス買いはオススメできません。
ただし、4艇ボックス買いでも堅い艇ばかり選ぶと、『トリガミ』になってしまう可能性が高くなるので、1艇は穴になりそうな艇を選んでおくことも4艇ボックス買いの重要なポイントと言えるでしょう。
3連複の平均配当
3連複の平均配当は、約『1,200円』とされています。
的中率5%で平均配当が1,000円を超えている3連複は、的中率と配当金のバランスがとても良い舟券と言えるでしょう。
しかし、平均配当では大穴が出た時の配当金も含まれています。
レースが荒れると、配当金が一気に跳ね上がることになるので、実際には高くても600円程度の場合が多いので注意しましょう。
ちなみに、3連複でこれまででもっとも高かった配当金は、2010年4月9日に津競艇場で開催されたレースで出た『11万1,120円』です。
まとめ
今回当記事では、競艇のボックス買いについて詳しく紹介してきました。
点数計算方法や、早見表はぜひ、活用してくださいね。
『2艇ボックス流し』や、『3連複の4艇ボックス買い』は初心者の方にもオススメですのでぜひ、参考にしてみてくださいね。
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