競艇のスジ舟券って何!?スジ舟券の利点やパターンを徹底解説
競艇は公営ギャンブルの中で最も的中率が高いことで知られています。
1番難しいとされている3連単でも、1/120の確率で、2連単になると1/30の確率で的中させることができるのがその理由です。
しかし、キャンブルは不確定要素があるからこそ成り立っていて、全てが理論通りの確率にはなりません。
予想の的中率を上げていくには、レースの傾向や展開の見極めたり、選手やモーターの情報をチェックしたりすることが重要です。
今回当記事では、競艇の予想において、セオリーとも言われている『スジ舟券』について詳しく紹介していきます。
スジ舟券について理解すれば、競艇初心者の人でも予想がしやすくなりますのでぜひ、参考にしてみてくださいね。
スジ舟券とは?
スジ舟券とは、レースの展開を予想する際に出やすい着順を理論化し、その理論通りに購入する舟券のことを指します。
例えば、1着になる艇を1号艇と決めたとします、その場合2着にはどの艇がくる確率が高いのかを、過去データなどから数値化し、セオリー化されたものを『スジ舟券』と呼ばれています。
スジとは元々、競輪用語であるラインが由来だそうですが、今では競艇でも多用される言葉です。
この後詳しく紹介していきますが、例えば4コースがまくった場合のスジ舟券は、5コースが差して追走する形になるレース展開が多いため、4-5とされています。
また、昔から競艇では1コース逃げのスジ舟券はないとも言われていましたが、現在の競艇ではまくるレースが少なくなり、インコースからの逃げが中心となっています。
時代と共に競艇のセオリーも変化していて、スジ舟券も時代に応じて変化していると言えるでしょう。
スジ舟券を購入するメリット
冒頭でも少し紹介しましたが、競艇は3連単の場合1/120、2連単だと1/30の確率で的中するので買い目を増やせば的中させることは難しくないでしょう。
しかし、人気が集中すれば当然オッズは低くなるので、舟券の購入金額より配当金が低くなってしまい、マイナス収支になる『トリガミ』になってしまうことも珍しくありません。
競艇は的中率が高いことも特徴ですが、配当金の平均額は比較的低く、買い目が多くなってしまうとマイナス収支になりがちです。
ですので、無駄な買い目を無くし、少ない点数の舟券でプラス収支狙うことが重要になりますが、その際に役に立のがスジ舟券になります。
買い目の点数を少なくするには、初めに1着になる艇を軸として決めて、2、3着の点数を抑えることが重要になります。
スジ舟券を理解すれば、競艇初心者の人でもそのような予想をすることは可能になりますのでぜひ、覚えておいてくださいね。
1コースを1着とする場合のスジ舟券のパターン
競艇では1コースの選手が有利という特性があります。
その理由は、1コースの選手はインコースを取りやすいので、ゴールまでの距離が短くなるようにレース展開できるからなんです。
全国平均で1コースの1着率は50%以上あり、全レースの半分以上は1コースの選手が1着になるということになります。
そこで、以下に1コースが1着の場合のスジ舟券をパターン別に紹介していくのでぜひ、予想の際には参考にしてみてくださいね。
スタートが揃った場合
1コースの艇の逃げを軸にして、スタートが揃う展開では、『1-2』、『1-3』がスジ舟券となります。
スタートが揃った場合は2コース、3コースの艇が壁になるため、アウトコース(4、5、6)の艇の攻めを止める展開になります。
その場合、1コースの艇はアウトコースからまくられる心配がなく、余程のトラブルがなければ余裕をもって逃げ切ることができるでしょう。
また、スタートが揃った際の展開では2コースの艇艇は、差しの3コースの艇をまくるというのがセオリーで、競艇では最も多いレース展開となります。
特に優勝戦など、実力の差が少ないレース戦では、スタートが揃いやすく比較的このパターンが多くなる傾向にあります。
2コースの艇が出遅れた場合
1コースの艇の逃げを軸として、スタートで2コースの艇が出遅れた展開では『1ー3』、『1ー4』がスジ舟券となります。
2コースの艇が出遅れた場合、3コースの艇が勝負を仕掛けてくる展開になるので、3コースの艇がまくれば4コースの艇にも差し場が生まれます。
また、2コースの艇が出遅れた場合、1コースの艇は壁なしの状態になり、展開的に苦しくなりますが、スタートで遅れずに第1コーナーを先に回れば逃げきる可能性は高いでしょう。
この場合は展開的に3コースの艇が有利な位置となります。3コースの艇が上手く攻めると、まくり、まくり差しが決まる可能性があります。
このようなこともあるので、3コースの艇が実力のある選手だったり、モーターの調子が良さそうな場合は『3ー1』のスジ違いも抑えておくと良いでしょう。
3コースの艇が出遅れた場合
1コースの艇の逃げを軸にして、スタートで3コースの艇が出遅れた展開では、『1ー2』、『1-4』、『1-5』がスジ舟券となります。
3コースの艇はアウトコース(4、5、6)の艇の攻めを止める役割もあるので、その3コースの艇がスタートで出遅れた場合は、4コースの艇が攻めやすくなります。
しかし2コースの艇の壁もあるため、1コースの艇は十分逃げきれる可能性があるでしょう。
2コースの艇は、4コースの艇の攻めを警戒しつつ、『差し』を狙うため、4コースの艇はアウトコースからまくる形になります。
4コースの艇がアウトコースからまくることで、5コースの艇は『まくり差し』をねらうことができるのです。
4コースからのまくりが決まることもありますが、2コースの艇の壁があるため、なかなかスジにはならないとされています。
逆に4コースの艇が勢いよくターンを狙った場合、1コースの艇が飛びつき、内側に大きな差し場が生まれる可能性があります。
その場合には2コース、5コースの艇が差し抜ける可能性が生まれるので、3コースの艇が出遅れた場合は、スジ違いで『2-1』、『5-1』を狙ってみるのも良いでしょう。
2、3コースの艇が出遅れた場合
1コースの逃げを軸にして、2、3コースが出遅れた展開では4コースの艇が有利になりますが、4コースの艇の攻め方次第では『1-5』、『4-5』なども狙うべき買い目になります。
こちらの場合でも、1コースの艇は壁なしの状態になり、展開的に苦しくなりますが、スタートで遅れずに第1コーナーを先に回れば逃げきる可能性は高くなります。
4コースの艇が差しを狙う場合、1コースの逃げも決まりやすく、『1-4』がスジとなりますので、スジ違いである『4-1』も抑えておくと良いでしょう。
逆に、4コースの艇が勢いよくアウトコースを攻める展開なら、外側の艇にチャンスが生まれ
、『1-5』や『4-5』なども決まりやすくなります。
2、3コースの艇が出遅れると予想した場合は、4コースの艇の攻め方次第ではパターンが変わるので4コースの選手の戦い方にも注目しておきましょう。
1号艇が1着の場合のスジ舟券早見表
以下に、先ほどまでのスジ舟券のセオリーを早見表にしましたのでぜひ、予想する際の参考にしてみてくださいね。
スタート | 2着 | 3着 |
揃う | 2、3号艇 | 全 |
2号艇遅れる | 3、4号艇 | 全 |
3号艇遅れる | 2、4、5号艇 | 全 |
2、3号艇遅れる | 4号艇 | 全 |
スジ予想が崩れやすい競艇場
スジ舟券というのは、競艇場によってもスジ舟券が来やすい競艇場とスジ筋舟券が通用しにくい競艇場があります。
・戸田競艇場 1着率 約43%(ワースト1位)
・平和島競艇場 1着率 約45%(ワースト2位)
・びわこ競艇場 1着率 約47%(ワースト3位)
こちらの競艇場は1着率が低く、他の競艇場よりレースが荒れやすい傾向があります。
つまり、『レースが荒れやすい=スジが崩れやすい』ということになります。
また軸と2着まではスジ舟券が通用しても、3連単であれば3着の艇が予想外という事もありますので、基本的にはスジ舟券からの3着は全通りで流しておくと、万舟券を取り逃がすことも少なくなるのでオススメです。
まとめ
今回当記事では、競艇のスジ舟券について詳しく紹介してきました。
スジ舟券のメリットや、スジ舟券の通用しにくい競艇場を把握しておくと予想際に有利になります。
予想する際には早見表を活用するなどしてぜひ、参考にしてみてくださいね。
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